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Date 2011/12/22   

「面白法人カヤック会社案内」のすすめ

「給料はサイコロ振って決めています」

というキャッチコピーがまず目に入ってくるこの「面白法人カヤック会社案内」を読みました。

イラストは池上遼一センセイ。

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本自体はそんなに厚くもなく、1時間ぐらいでさらっと読めてしまいます。

 

そして面白い。

 

特にいいなーと思ったのは

「それって漫画っぽい?」

という理由で良し悪しを決めていく話。

 

迷うことがあったら「漫画っぽいかどうか」で判断を決めるヒーローの7箇条。

 

1、必殺技

 ヒーローたるもの、自分だけの必殺技が欲しい。他のヒーローの必殺技をパクってるヒーローなんてありえない。コレを面白法人に置き換えると「オリジナリティ」ということ。(後略

 

2、まっすぐ

 二枚舌のヒーローとか、言うことがコロコロ変わるヒーローもありえない。面白法人的にはこれは「誠実」ということ。(後略

 

3、まさかの展開

 想像通りに進まない。ありきたりの道は進まない。それがヒーローの運命。面白法人に置き換えると、これは「変わり続ける」ということ。(後略

 

4、決めゼリフ

 「お前はもう死んでいる」とか「あンた背中が煤けてるぜ」とか、「またつまらぬ物を斬ってしまった・・」とか、そのヒーローの性格を決定づける、コレ!コレ!という一言。僕らも最初にその一言を決めました。それがまさに「面白法人」。(後略

 

5、最後は勝つ

 やっぱりヒーローですから。ピンチがあっても絶体絶命になっても最後は勝ってくれないと。これは面白法人に置き換えると「ちゃんと稼ぐ」ということ。(後略

 

6、すごい仲間

 ヒーローには必ず仲間がいる。強い仲間。シブい仲間。時には敵だった相手さえいつの間にか仲間になっていたり。面白法人的に言うと、コレこそまさにカヤックスタイルの「何をするかより、誰とするか」ということ。(後略

 

7、弱点

 そしてヒーローにも必ず弱点があったりする。蜘蛛が苦手とか。どこか人間臭さが無いと感情移入できないし、完璧すぎたらみんなの目標になりえない。親しみが持てないから。(後略

 

 

んー。素晴らしいですね。

迷った時、止まってるように感じた時、選択を迫られた時ほど、そもそもの原点に立ち返って考えることは重要で、その原点が「どっちが面白いか?=漫画っぽいか?」ということなんでしょう。

 

この会社にあそびに行ってみたくなりました。

おすすめの本でした。

 

 

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