2015年4月18日〜19日、糸島三都110キロウォークに参加してきました。次回の参考に、また、「自分も出てみたい!」という稀有な方のために忘備録として残しておきます。※糸島三都110キロウォークとは→糸島半島一周約55キロを28時間以内に二周して110キロウォーキングするというイベントです。※完歩率→有名な行橋〜別府100キロウォークの完歩率が70%を越えたのに対し、毎年50%を越えたことがないという日本一ハードなウォーキングイベントです。残り10キロが遠いのか、同じ所を2週するという行為がそうさせるのか・・※なんで出たの?→定年退職した父がウォーキングを初めて「俺も出るからお前も出ないか」と言われたため。※事前にどれ位歩いた→毎日5キロ弱と、1週間前に20キロちょっと歩いただけでした。。練習不足でした。。ーーーーーーーここから先は当日を振り返りながらです。ーーーーーーーーーー(4月18日土曜日)10時30頃に受付を済ませ、開会式のイベントを済ませ12時スタート。24時間以内に完歩28時間以内に完歩完歩目指して頑張るぞの3グループに大きく分かれてスタートする。父がいろいろ目標タイムを設定していて、「24時間以内のゴール」を目標としていたので24時間完歩グループに入る。後で知ったが後半組は給水所のバナナ等が無くなってたりしたらしいので、早めのスタートで良かったと思う。ーーーーー■給水ポイント1 波呂交差点(10キロ地点)ここまで順調。バナナと水をもらってトイレに行って特に休むこと無くスタートーーーーー■給水ポイント2 三雲公民館(19.5キロ地点)順調。トマトスープが美味しい。軽くストレッチをしてスタートお腹が空いてきたので途中のコンビニでおにぎりを買う。父の足が靴ずれを起こして足首の後ろが痛いとのことでテーピングを貼るーーーーー■給水ポイント3 九大キャンパス(27.9キロ地点)この時点で事前の練習量を越えたが、一応まだまだ順調。梅干しとチョコを貰ってスタート。次の第一チェックポイントの目標時間は20時。このペースなら間に合いそうだ。30キロ地点ぐらいから事前に買ったランニングスパッツがちょっと擦れて痛いので、ヤマザキデイリーでトイレを借りてパンツを履く。事前に20キロ歩いた時はなんとも無かったんだが・・やはり長距離は違うらしい。少し頭痛がしてきた。日に焼けすぎたか?後で色々ブログを読むとロキソニン等を持参してる人も多いらしい。頭痛はそのうち消えるだろうと気にしないことにする。途中で日が沈む。二見ヶ浦を越えたあたりで真っ暗に。ポツポツ雨が降り始める。ーーーーー【第一チェックポイント】 ファームハウス(40.4キロ地点)19時45分着。制限時間が21時15分で目標が20時だったのでわりといいペース。おにぎりと鶏肉とを頂く。美味い。だいぶ足の裏が痛くなってきたので足休め。ここまで来てやっと第一チェックポイントかと気が遠くなる。父はまだまだ元気。次の給水ポイントは母校の志摩中だ。30分ぐらい休憩してスタート途端に雨が本降りになり始める。気温も下がって寒くなってきた。ーーーーー■給水ポイント 志摩中学校 (46.9キロ地点)だいぶ濡れた。カラダも足も冷えて動きが鈍い。屈伸が辛い。足の裏も濡れたせいなのかマメっぽいのが出来て痛い。運営のスタッフが「ココは50キロ地点です、後5キロで半周です」と言っていたが、あとで確認したらだいぶ違うじゃないか。。。3キロの差は大きいですよ・・20分ほど休憩してスタート途中から土砂降りに変わる。途端にペースも落ち始める。とにかく寒い。濡れて水を吸うのをわかっていながらも寒いので手袋をつける。途中から風も強くなり、かっぱを着ていても意味が無いぐらいずぶ濡れに。足もかなり痛くなってきた。次の第二チェックポイントまでが初日で一番つらい行程だった。ーーーーー【第二チェックポイント】 加布里漁港 (54.4キロ地点)23時13分着。制限時間は0時30分なので1時間以上は早く着いたが、やっと半分。なんとか辿り着いたという感じ。身体が冷えて寒すぎる。甘酒が体にしみる。柔麺?ホット素麺?がめっちゃ暖かい。とりあえず持ってきていた着替えに着替える。長袖のインナーを来てストーブに当たり暖を取る。父親の足の踵にマメができていたので針で潰して治療。父の靴下が合ってなさそうなので自分の予備を貸す。僕の足は痛みがかなり酷かったが水が出るほどのマメにはなってなかったのでそのまま靴下だけ履き替える。とにかく寒い。体温が上がるのと足が回復するのを待っていたら運営スタッフさんに「次のチェックポイントは伊都菜彩で午前5時です。皆さんの足ですとだいたい5時間ぐらいかかりますのでその辺も考慮してスタートしてください」と言われる。1周目終了から次のチェックポイントまで給水ポイントもなく20キロ。かなり精神的にハード。ここでリタイアする人が多いわけである。倒れてるヒト、寝てる人多し。僕も一人だったらリタイアしてたかもしれない。父がリタイアするといえばそうするつもりだったが、父に「どうする?」と聞くと「23時50分に出よう」と。正直もう足が痛くて一周出来る気がしなかったが、とりあえず次のチェックポイントまでなら何とか行けそうな気がしたのでスタートする。2周目スタート。休んだせいで足の裏が痛い。荒い砂利の上を裸足で歩いてる感覚。父親も同じような歩き。笑痛くない痛くない、慣れる慣れると思いながら一歩ずつ歩み始める。雨は止んでいたのが幸いだった。歩き出してしばらくしてトラブル。お尻がヒリヒリしだす。雨で濡れたせいなのか、ランニングスパッツがあっていないのか・・そういえば馬油をいたるところに塗っておくとどこかのブログに書いてあったなぁ。(行橋ー別府100キロウォークの注意事項には肛門周りにも塗れとちゃんと書いてあるらしい。笑)現状でのトラブルをなんとなく冷静に考える身体が寒い → 歩き出せば雨も病んでるし何とかなりそう足の裏が痛い → マメが出来かけてるので仕方ない・・歩けば慣れるはず・・尻が痛い → 結構耐えれない。とりあえずこれを何とかせねば。。そういえばいつの間にか頭痛は直ってる。残りのトラブル1個ずつ解決していこう。ということでコンビニに寄って化粧水を買って塗ってみる。ものすごくヒリヒリして染みるが塗った直後は少しマシになる。よし、とりあえずこれで行こう・・60キロ地点ぐらいで「寒いしホットコーヒーが飲みたいなぁ」と父が言う。丁度セブンがあったので休憩を取る。この時のコーヒーは格別に美味かった。休憩していると誰かがリタイアしたのだろう。リタイア確認のバンがやってきて、他に乗る人は居ないか聞いてくる。今回の完歩率はどれぐらいだろうなと思いながら結構休んで再スタート。休むと足の裏の痛みがぶり返す。でもきついので休みたくなる。その繰り返し。65キロぐらいのところで尻の痛みに耐えれなくなり、ランニングスパッツを脱ぐことを決意。脇道に逸れて、人の居ないところで着替え。すでに立った状態で一人でスパッツを履き替えれる状態じゃなかったがなんとか電信柱に寄りかかりながら着替える。結果尻の痛みが軽減された。身体の寒さも収まった。あとのトラブルは足の裏だけに。真っ暗で緩やかな上り坂をひたすら歩く。まだ前後にウォーカーは見える。眠くなるという話も聞いていたが、痛みのせいなのか興奮してるからなのか眠くはなかった。ーーーーー【第三チェックポイント】 伊都菜彩 (74.6キロ地点)4:44分着。制限時間5時30。予定では4時30分には着きたかったが仕方ない。やっと辿り着いた。倒れこんでる人多し。頂いた豚汁が暖かくて身体に沁みる。着いた直後はここでリタイアでもいいかなと頭によぎる。足を何とかしようと靴下を脱ぐと、500円玉サイズのマメが潰れて、皮がベロっとつまめる状態に。痛いわけである。針で潰して残りの水を抜いて、ガーゼとテーピングで固定したらずいぶんマシになった。(グロくてスミマセン)父の方はというと、足の痛みはまだ大丈夫そう。靴下貸したのがだいぶ良かったらしい。ただし、首が痛いと言い出した。元々肩こりな人だが、リュックの重みにあまり慣れてないのでさらに首に来てるんだろう。5分ほど首のマッサージをする。少し休むと不思議なもんでまだ行ける気がしてくる。とりあえず足は出るんだから。ちょっと記憶が曖昧だが多分5時過ぎぐらいにスタート。休むと足は楽になるが、足裏の痛みが100に戻る。歩き出すと感覚が麻痺するのかだんだん60とか50とかになってくるのだが・・スタートすると夜が開けて明るくなって来た。少し気持ちが楽になる。しかしここからペースはガタ落ちになる。今まで時速5キロ前後で歩いてきてた父もさすがに身体が重いと言い始める。特に首の痛みがきつそうだ。散歩程度のスピードで歩く。「次の給水ポイントまでは意外と近いよ」とかそんな話をしながら何とか頑張ってもらう。さっきまで尻の痛みに僕のペースが上がらなかったので、今度は逆だなと思いながら。途中で朝のウォーキングの人に声をかけられる。「糸島半島2周で、昨日の昼から歩いて今2周目です」と伝えるとものすごくびっくりしていた。バス停で倒れこんでいる人を追い抜く。このあたりからペースの早い人はほぼ居ない。みんなゆっくり。一歩一歩歩いてる。ーーーーー■給水ポイント 九大キャンパス(80.8キロ地点)コーヒーと菓子パンをもらう。温かいものが身体に染み渡る。椅子に座ってストレッチ。ここまで来たら行ける気がする。次のファームハウスまでが遠いが、昨日の暗い夜道よりは良いはず。ところがスタートして少しして足に異変が。左足の付け根(外側)が痛い。マメをかばった歩き方をしすぎたか、ランニングスパッツを脱いだ影響で歩き方がおかしくなったか・・・5キロ歩いた地点で痛くて立ち止まる。雨も降ってきた。少しストレッチするが、ストレッチするのも痛い。まずい。しかしココではあまり休む場所もないのでなんとか2キロ先のヤマザキデイリーまで歩くようにする。ペースは激落ち。びっこ状態。父からは遂に「リタイアでもいいぞ」と言われる。なんとかかんとかヤマザキデイリーまで到着。残り時間を考えるとあまり休めないが少しでも休む。色々足を動かしてみて、どうすると痛いのか、どの方向なら痛くないのか確認。どうも足を後ろに蹴りだす時に痛みが酷いようなので、歩幅を極力小さくしてすり足のような形で細かく歩ことにした。うん。これなら何とか歩ける。第四チェックポイントまで行けそうだ。そこまで行って次のことを考えよう。雨は降ったり止んだり。海岸沿いだが風がないのが救いだ。パームビーチカフェまで来たのであと4キロぐらいだろ・・とか、自分たちより後ろの人は多分間に合わないだろうな・・とか、ひたすら残りのキロ数と時間だけを数えて歩く。ーーーーー【第四チェックポイント】 ファームハウス(93.3キロ地点)着いた!やっと着いた!10時6分到着。制限時間は10時30分。ギリギリだ!差し入れはパンと伊都物語のヨーグルト、スープ。ここまで時間がかかりすぎたので当初の目標は諦め、残りは制限時間以内にゴールに切り替える。雨が降り土砂降りになってきたのでギリギリまで止むのを待つ。できるだけ休む。とにかく休む。休んでる間に救急車が来て一人運ばれていった。ここまで来てリタイアは無念だろう。残り17キロ!20キロを切ってるというのがとても嬉しい。いけるいける!雨が止むのを待ってスタートしようとするが、雨は止まずひどくなるばかり。11時近くまで待つが止む気配がないので、仕方なく雨の中スタート。残り5時間で17キロ。ここまで20キロを4時間30ぐらいで歩いてきてたので多分大丈夫だろうと思ったのだが・・・・スタートはいつも激痛に慣れることから。「荒い砂利の上を裸足で歩く」が「剣山の上を裸足で歩く」ぐらいに変わってきた。でも不思議なもんで1っぽずつ歩いて行くと少し歩けるようになるから人間って不思議だ。そして足の付け根が痛み。あれは耐えられないので、痛くならないようにいつもの3分の1ぐらいの歩幅でちょこちょこと歩く。歩き出して5分経過。いつもなら少しだけペースが上がるのだが父の様子が変だ。スタート後の出足の遅さはお互い様なのだがその後も全くペースが上がらない。おそらく足の裏に同じようにマメが出来てるようでかなり痛そうだ。途中で少し立ち止まったり足の様子を伺ったりしながら更にペースは落ちる。首の方もずっと痛いと言っていたが遂に回らなくなって後ろを振り向くことができなくなった。ーーーーー■給水ポイント 志摩中(99.8キロ地点)ほぼ100キロ到達!行橋ー別府ならここでゴールなのに・・・しかしここからラスト11キロある。ウォーカーももう残り数組。椅子に座っていると眠くなる。ここでも結局30分近く休む。13時に出れば残り11キロを3時間。大丈夫なはずだ。と思い込む。後から考えたらさっきの6キロに1時間半かかっているので、ギリギリなのだが、当時は計算もだんだんアバウトになってきていた。そしてここまで来てiPhoneで起動していたナイキのRANアプリが100キロを超えて0に戻ってしまう!あとで確認したらここまでのデータもこの後の残り10キロのデータも保存されなかった。かなりショックだ・・・RAN用なので100キロ以上は考えられていないのだろうか・・ぜひアップデートしてほしいと思う。ラスト11キロはチェックポイントもなくひたすら歩くだけ。残り5キロ地点を計算して、とりあえずそこまで頑張ろうと言いながら歩く。雨も全く止む気配がない。少しでも立ち止まると足裏の激痛が復活するので、できるだけ同じペースで同じペースで。残り7キロぐらいから今度は父の右足に異変。付け根の部分を抑えている。場所は少し違うかもしれないが、おそらく僕の時と同じく足のマメをかばった歩き方をして他に負担が来たに違いない。父はリタイアする気は無さそうだが、あの痛みはホントに痛いし、あまり良くない痛みのような気がするので、歩けなくなるようだったらリタイアも頭によぎる。残りは僕が先頭でペースを考えながら、父が後ろから必死で足を抑えながら付いてくるという隊列。周りにウォーカーはほとんどいない。残り3.5キロ地点に到達。制限時間まで1時間15分。運営のお兄さんが立っていて「残り1時間15分ですとギリギリです。頑張ってください」と声をかけられる。ここからがほんとに長かった。ひたすら1本道だし、普段結構通る道なのだが、たったの3キロ。でも3倍ぐらい遠く感じた。時間がギリギリだったので、出来る限りのスピードで歩き、父がどうしても無理な時は声をかけてくるのでペースを落とす。そしてまたペースを上げる。残り時間も気になる。途中で女の子二人組を抜く。もう一人男性と抜きつ抜かれつを繰り返す。あと2キロ・・・1キロ・・・まだか・・・そしてやっとスタートした丸太公園が見えてきた!!公園入口でスタッフ3名に拍手で迎えられ写真を取る。そこから更に500mぐらい公園内を通って・・・・遂にゴール!結果は27時間45分・・・ギリギリだった。タイム記入表に579位と書いてあった。賞状と完歩バッチを貰った。良かった。間に合ったんだと実感。今大会も1200人を超す応募があったと開会式で言っていた。ゼッケンナンバーも1400番代が居たし、実際の参加人数は分からないがおそらく完歩率は50%を切ってそうな気がする。迎えに来ていた妻の車に乗り込んで父を送り届け、別れる。家に帰るまで爆睡していたが、家に辿り着いた時は車から降りれないほど左足が痛かった。。。要介護状態(笑)で風呂に入ってそのまま寝た。ーーーーーーーーーーーーーーーーーー反省点もう少し練習が必要だった。(一番重要)雨対策が不十分。靴が濡れるとマメができるが、靴が蒸れてもマメが出来るらしい。人によって“濡れないようにする” か “濡れてもすぐ乾く”ようにするか意見が別れるところらしい。自分にあった方法で。「馬油をいたるところに塗っておく」という注意書きはしっかり守ろう。持っておくと擦れたところに塗れるし、足に塗っておくとマメ対策になるそうだ。寒いと気力も何もかもが削がれる。雨対策も含めて体温調整を。もっとお腹が空くかなと思っていたが、支給品だけで結構行けそうだった。マイカップが必要と書いてあって、プラの使い捨てコップをリュックに入れていたが、取り出して飲む気力が無かった。他の人のようにリュックの外にぶら下げておいたほうが良さそう。ロキソニン等の痛み止め、バンテリンや薄い湿布などもうちょっと持っておけば少し違ったかも。ヘッドライトはもう少し明るいほうがいい。最後に運営の皆さん、沿道で応援してくれた皆さん、Facebookでコメント書き込んでくれた皆さん、本当にありがとうございました。一人じゃ絶対110キロも歩けてないですが、本当にみなさんのおかげ&父のおかげで完歩することが出来ました。ちなみにこの糸島三都110キロウォーク、「二度と出ない!」と思う率が一番高いらしいのですが、個人的には色々課題点が多かったので次回は課題点を潰してどこまでタイムが縮まるか試してみたいという気持ちです。(笑)是非興味のある方は一緒に参加しましょう!関連記事行橋ー別府100キロウォークに参加します行橋ー別府100キロウォークに参加してきました。糸島三都110キロウォークに必要なもの